愛知県知事選雑感
愛知県知事選で自民党が推す候補が勝った。しかし、得票率で見ると自民の推す候補が48.4%、一方で民主などが推す候補が46.1%である。最終的な得票差が７万票である。愛知県の有権者が560万人であることや自民党の推す候補が現職であったことを考えれば非常に接戦であったと言っていいだろう。
ちなみに共産党候補の票は15万票。すっかり定着した図式であるが、共産党はこの選挙でも自民党を事実上支援したと言っていいであろう。共産党は自民党と民主が同じ穴のムジナであると非難しているが、現状の戦い方では自民党の応援団である。そろそろ戦略を見直す時期ではないか。
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ところで、愛知は民主王国だから、民主が負けたのは民主の影響力の低下などという人がいるが、前の選挙までは民主は自民と相乗りで神田氏を推していたのである。違う候補を立てて現職をここまで追い詰めたのはやはりすごいと言うべきではないのか。というか、今まで相乗りだったのが異常だったと言うべきなのだが・・・地方の選挙では自民民主社民共産推薦とかいう意味不明の地域もあるんだよなあ・・・その意味で小沢路線は私は評価している。馴れ合いは良くないからね。
さて、追い詰めたのはいいが、今一歩及ばなかった民主であるが、最近の各種世論調査では、安倍内閣の支持率はどんどん落ちているが、民主党の支持率はほとんど上がっておらず*1、無党派層が増大していた。民主党は自民党から離れた層の吸収に失敗したかとも取れる数字だったが、いざ選挙となれば、やはり無党派層は民主党に入れてしまうようだ。これは数年前から変わってないない傾向なんだけどね。小泉時代を除けば一貫して続く傾向であったと言える。というか、小泉時代はなんだったんだろうか。中学生のくらいの女の子がジャニーズのアイドルの熱狂的なファンになったようなもんだったんだろうか。んで、引退しちゃったし、代わりの安倍ちゃんがパッとしないので、２番手アイドル（笑）の民主党に投票していると（爆）
おそらく、よほどのことがないかぎり*2夏の参院選もこんな風に民主と自民が拮抗する結果になるだろう。
