思いやりのあり保守から冷酷な保守へ
自民党は変わった。思いやりのある保守から冷酷な保守に変わったのである。
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんが最低限困らないようにしようね、という政党から、どうせもうすぐ死ぬ病人だから、お金をかけるのなんて止めようよ、という政党になったのである。(参考)
リンク先の久間章生の発言のシーンを私も見ていた。
「そのうち死ぬことがわかっている人に多額の医療費をかけて、どうするつもりなのかということを国民の間でちゃんと議論しなければいけない。」
この発言は、どうせ死ぬ奴に医療費を払ってやるなんてやめよう、という発言にしか聞こえない。
もしそうだとするとこの言葉は論理的で正しい。しかし、人間として言ってもいい言葉なのであろうか。
その場にいた人が誰も発言の真意を問いたださなかった。これはマスコミの批判意識の欠如としか言いようがない。
久間の発言は小泉自民党の根底に流れる思想が思わずこぼれ出してしまったものだと私は思っている。小泉政権はこれからゆっくりと牙を向くだろう。もちろん小泉に投票したあなたも例外じゃないのよ?ま、あなたがたは痛みが好きだから耐えれるよね。(小泉だけには痛みは何もないんだけど)
その時になって初めて、自分を笑いながら「殺す」人を自分は選んだことに気づくだろう。でも、小泉自民に投票した人はその「死」を受け入れなければいけない。なんせ「自己責任」ですからね(笑)