「負け組」はさらに「負け組」になることを選択?

 選挙はどうも自民大勝のようだ。あきれるくらいの大勝である。
まあ、大新聞やテレビが小泉自民を賛美し続けたのだが、当然といえば当然だ。
 
 小泉自民を選択した人はみんな「勝ち組」なのだろうか?まあ、そんなことは常識的に考えて有り得ない。(だって勝ち組なんて世の中の一割だもん。)
 したがって、考えられる可能性としては、自分の生活が「負け組み」にあるにもかかわらず、または「負け組み」に追いやられることを単に分かってないということだろう。
 まあ、それはこれから分かるだろう。いや、分かってないままに死ぬこともありえるか。人生なんてそんなものかもしれないし。

 ところで、文藝春秋の最新号を読んだ人はいるだろうか。その中で非常に面白い文章があった。中西輝政氏の文章だが、80年前の英国で国民的な世論を人気に「刺客」選挙をやってのけた人物がいたらしいのだ。その名はロイド=ジョージ。彼は自分の方針に逆らうものは公認しないという選挙を行い。彼の率いる自由党と保守党の連立与党は大勝した。
 しかし、その後は意外なことが起こったそうな。4年後にロイド=ジョージは自らが刺客として当選させた議員の反乱に遭って政権から追放された。そして、その2年後彼の率いた自由党は消滅したそうだ。
 私が自分で調べた訳じゃないから、この文章が真実かどうかは分からない。しかし、今回の自民の大勝は数年後に意外な方向に行くかもしれない。

 私はそこに一縷の望みを託す。いや、託すしかない(苦笑)