報道ステーションはひどい議論だった

 
 帰宅してTVをつけると報道ステーションで各党の代表が討論をしてた。
しかし、ひどい。ひどすぎる。司会者、自民党民主党が素人経済学の謝った概念にとらわれているので「日本はもう破綻寸前」と言う「ノストラダムスの大予言」を前提でしゃべっている。キバヤシ少年マガジンで言ってたのなら笑い話で済むのだが、いつの間にか現実がマンガになってしまった。現実世界のキバヤシとでも言うべき経済学が分かっていない似非経済学者の罪はあまりにも大きい。
 例外は経済成長を主張する国民新党綿貫民輔だったが、司会に「古い」と切り捨てられてしまっていた。古い新しいなんて意味のない概念である。経済成長すれば、赤字は対GDP比で減るに決まっているではないか。経済全体と言う分母が大切なのに、分子である赤字だけを減らそうと努力する。結果、経済は縮小しさらに悪化する。そしてまた「これは構造改革が足りないせいだ」と破滅にひた走るような議論が沸き起こってくる。首吊りの足をさらに引っ張り国民は痛みどころか死に絶えていく。
 小さい政府を目指すと言うが、日本は政府支出という面では先進国でもかなり「小さい政府」のはずである。これ以上小さくしたら、何もしないけど国民に口出しするという「金は出さないけど、口は出す政府」になるのは間違いない。
 こんな風潮が蔓延している日本の未来はお先真っ暗だ。

 私と同じように考えている人は、この文章を読むと少しはイライラがおさまるかも(笑)

 そりゃ君らはデフレがうれしいだろうけどさ