中国経済は日本の30分の1、日本の40年前のレベル

 21世紀中国総研というサイトに中国の一人当たりGDPがどの程度の実力かが分析されているHPを見つけた。(ここ
 これによると2003年度の中国の1人あたりのGDPは1000ドルを突破したそうな。これがどの程度の水準かを比べるために他の国のデータと比べると。

香港は2万4690ドルで第16位にあり、韓国は9900ドルで53位、日本は3万4010ドルで7位である。

台湾は(中略)1万1000ドル程度

 つまりは日本の30分の1以下韓国、台湾の10分の1程度、歴史的に見れば、日本の40年前、韓国、台湾の30年前の水準・・・・・(日本が1000ドル突破したのは1966年、なんと40年前!)
 中国は未だにそのレベルである。
 メディアで喧伝されている中国のイメージがいかに過大であるかがはっきりと分かる。一体中国のどこが脅威なのだか小1時間(ry。
 つまるところ中国の元々のレベルがあまりに低すぎた(今現在なお低いのだが)ために中国が急成長しているように見えてるだけなのだ、と言うことが数字を見ればはっきりと分かる。
 ちなみに私の中国人の友人が中国の急成長を取り上げる日本のマスコミの論調を鼻で笑っていた。彼は完全に正しかった。
 さらに、このHPでは他のアジア諸国シンガポール、韓国、台湾、香港、マレーシア、タイ)が一人当たりGDPが1000ドルから2000ドルに2倍になるのに何年要したかも書かれているが、平均すると大体10年と言ったところである。日本だけが例外的に速く5年だったらしい(参考
 一体いつになったら日本に追いつくのやら。。。
 それにしてもメディアは何故、中国の経済成長を誇張して伝えているのであろうか。私はそっちの方が気になる。
 「ほら、A君は最近勉強がんばってるんですってよ。マサヒコちゃんもがんばらないと」
良く聞くセリフだが、多くの家庭では親は子供をこうやって奮起させているらしい。(我が家はそうではなかったから断定できないが。)
 つまり、メディアが国民に向かって「もっと、がんばれ」と言っているのである。余計なお世話だ。
 しかし取り上げる例が悪すぎる。A君はマサヒコちゃんの30分の1のレベルなのだから。