インスタントラーメン発明記念館

 インスタントラーメン発明記念館を訪れる。
 
 安藤百福氏によって発明されたインスタントラーメンの歴史が詰まった博物館だった
一番最初のチキンラーメンから全ての商品(の袋)が年代順に陳列されていたのには圧倒された。しかもシリーズごとに過去から年代と矢印がひいてあってちゃんと歴史が分かるように陳列されていた。
 良く見ると1年くらいで消えた商品も多いようで、大ヒットを産み出すためには、失敗も多くあるという当たり前の事実を改めて思い出させてくれる。
 インスタントラーメンを発明したという小屋が実物大で再現されていたのも面白かった。
 発明のプロセスも分かりやすく解説されており、非常に教育的であった。また発明のそのものだけでなく、販売の工夫などにもスペースが割かれていた。
 今回初めて知ったのだが、安藤百福氏がインスタントラーメンを発明したのは、48歳だったそうだ。発明や発見は若い人の専売特許だと思っていたが、歳を取った人でも不可能ではないと言うことか。
 今では不健康の代名詞の観があるインスタントラーメンであるが、初期の袋には「最高の栄養」とか書いてあったのには笑った。当時(昭和33年)は炭水化物そのものが不足していたからこういう謳い文句も許されていたと言うことか。
 偉大な発明家から何かを学びたいものだ。