やっぱり学力は下がってなかった!

 先日、私はOECDの学力テストの点数が下がって、慌てていた日本人を批判した。
 そしたら、今日こんな記事が新聞に載ったらしい。
 学力テスト:「好成績」戸惑う文科省 なぜ、上向いたのか
 

今回の最大の特徴は、授業時間で小学校が314時間、中学校で175時間多かった旧指導要領下で学んだ児童・生徒より、新指導要領の「ゆとり教育」で学んだ子どもの方が、大半の教科・学年で成績が良かったという点だ。

 
 学力テストの成績が今回は上がったらしい。で、教育関係者が大喜びするのかと思ったら、どうもそうではない!

 

事前には「学力低下傾向の流れは変わらない」との見方が支配的だった今回のテスト。本来喜ぶべき結果を前に慎重な言い回しに終始する官僚が多い背景には、既に走り出している路線と矛盾しかねないという事情がある。

 要するにみんなみんな素直に喜んでいないのである!下がったらあんなに大騒ぎしたくせに。勝手なものである。
 さらに記事を見て行くと衝撃の内容が!

そもそも、国内で広く行われているテストとPISAでは見ようとする学力が異なり、問題内容には指導要領で教えられていない内容も含まれていたという事情もある。以前からの課題である読解力を除けば、日本の子どもの学力は上位に位置しており、新指導要領のもとで、小・中学生の学力が目に見えて低下したのかは疑問、との指摘は現場でも根強くあった。

 「小・中学生の学力が目に見えて低下したのかは疑問、との指摘は現場でも根強くあった。

 いつそんな声があったのだ!!マスコミは学力が低下したという結果に「今の教育は間違っている」とする関係者の声しか伝えていなかったではないか!どう考えても恣意的、であり悪質な情報操作である。
 
 あまりにふざけ過ぎている。文部科学省文部科学大臣もマスコミも大アホである。長期的に見なければ分からないはずの学力を、悪かったテストだけを取り上げ、「これは問題だ!」と大騒ぎする。文部科学大臣は世論の人気取りのために「脱ゆとり」教育なんぞを表明する。(大臣は東大法学部らしいぞ。本当か?と学歴を疑いたくなる。)結果がよければ、いや、でも「ゆとり教育は間違ってる」などと言う。
 こんな連中に将来を担う子供たちを育成する資格があるのか。子供たちの教育を語る前に文部科学省、大臣、マスコミ、の連中が再教育されるべきである。