こんなテストが本当に重要なのだろうか?

 ちょっと古い話題だが、要するにOECDが行った国際的な学力テストの順位が下がったからみんな騒いでいたらしい。
 そのテストはそんなに重要なものなのだろうか。とりあえず毎日のこの記事を読んでみる。
 さてこのテストなのだが、こういうものらしい。

知識量や計算力を測る国際教育到達度評価学会(IEA)の国際数学・理科教育調査と違い、実生活への応用力を測る。00年から2年おきに実施。重点的に調べる分野を毎回変える(前回は読解力、今回は数学的活用力)。各国で同じ問題を自国語に翻訳して使う。対象は無作為抽出。今回、国内で約4700人が参加。

 なんと、00年から始まったものかよ!それじゃあ、そのテストが将来の国力とどう関わって来るか全く分からないではないか!!そんなテストの点数が下がったからって何だと言うのだろうか?どんなテストだろうが、日本は一番じゃなきゃダメだって言うのかな?それは親の見栄というものだぞ。
 まあ、一応00年度に行われたテストの問題文が載ってるので、それを読んでみるか。
ウーン・・・ちょっとひねった国語の問題みたいな感じだな。落書きに対するアホな主張の文章を読み解けだと?このアホな主張をしている奴を俺は叱り飛ばしたいぞ。これで「知識・技能を実生活で活用する能力を測」れるのだろうか。根拠は何なのか?
 そもそも将来の国力を測れるようなテストなど存在しえるのであろうか?疑問ばかりが浮かんでしまう。
 しかも、この結果が詳しく載ったHPを見ると、あの大国アメリカがどのテストにおいても日本よりかなり下ではないか。アメリカでも大騒ぎしてるのかな?アメリカの教育は復活したとか和田秀樹が朝生で言ってた気がするが、こんなに低い順位なのは何故だ。
 おまけにあの国家経済が一回破綻し、将来的にロシア、インドに抜かれるともいわれている韓国が日本よりも上ではないか。(ちなみにこのテストの結果はロシアも日本よりずっと下である。)友達の韓国人は将来、日本に韓国が追いつくなどとは絶対に言わないぞ。中国に抜かれちゃう、とか言ってるし。
 
 得体の知れないテストの点数が悪かったからと言って何で騒ぐのか。OECDのテストだから、などと言う答えは零点である。私の見たところ、それを突っ込んでいる新聞記事は一個もなかった。これでは新聞記者自身の学力が低下していると言うことにならないか?
 もうちょっとマシな分析がないかどうか引き続き調査する。