やっぱり高裁もライブドアが勝った訳だが

 新株予約権の発行はやはり道理が通らないことだったのだ。感情論は法律は受け付けない。当たり前のことだ。
 これでライブドアニッポン放送買収は確実になった。これからはフジサンケイグループ株主代表訴訟独禁法違反を覚悟で焦土作戦に出るのだろうか?
 さて、ライブドアの手中にほぼおさめられたニッポン放送というラジオ局だが、はっきり言って私とニッポン放送の関係は中学時代に聴いたオールナイトニッポンが全てだ。今やラジオは全く私と関係ないメディアである。 
 ライブドアはラジオ局を買ってどうするつもりなんだろうか?ニッポン放送側の防衛策は道理の通らないものだったことはほぼ明らかになったわけだが、この事実はライブドアの今後のニッポン放送の運営方針とはあまり関係が無い。
 ライブドアにはラジオ局運営の具体案があるのだろうか?
 インターネットとラジオの融合というものがあるとすれば、私に思いつくのはネットラジオである。サーバーの問題があると思うが、それを解決できればラジオをインターネットで流すことが出来る。ラジオがインターネットで流れれば私個人は聴くかも知れない。視聴者が増えれば、広告主だって喜ぶだろう。
 これ以外は。。。うーん・・・・過去の番組がダウンロード出来る様になれば便利かなあ・・・でも、これをやったらCMを聴かなくなる気がするし・・・
 私の悪い頭ではこれ以上分からん。ちょっと検索して色んな人の意見を見る。

これなんて具体的だ。

http://kusanone.exblog.jp/1635823/

 要するに広告に頼っていた既存のメディアのビジネスモデルはHDDレコーダーの普及で数年以内に崩壊せざるをえないので、新しいビジネスモデルとして、参加型コミュニティの参加者から直接取るビジネスモデルに変わらざるをえない、と言っているのである。
 なんかすごく説得力があるなあ・・・堀江氏は新しいメディア像を提唱していないと言う批判が目に付くが、ちゃんと理念は主張しているではないか。すごく楽観的な見方をすれば、具体的なアイディアはこの理念についてくるのではないか?

 もちろん、壮大な実験である。大コケする可能性も少なくないだろう。しかし、既存のビジネスモデルが成り立たなくなるとするならば、状況に合わせて変わって行くしかない。実験なくしては新しいメディアの形は見えてこない。これからのライブドアのラジオ局運営を見守りたい。