これってそんなに面白いのかねえ?

 芥川賞の受賞の2作品を読んだ(ふりをした)。
毎月買っている文芸春秋に載っているのでなんとくなく読んだ、というのが正直なところだが。
  感想としては「蹴りたい背中」はそれなりに読みやすい。文章を書く訓練をしっかりした人が書いた優等生的な作品だった。
 「蛇にピアス」は醜悪で読むに耐えない。村上龍の「限りなく透明に近いブルー」の現代版リメイクのような作品であり、はっきり言えば二番煎じのように感じる。インパクトを狙ったのであろうか?
 個人的印象では、「蹴りたい背中」のほうが相対的にいい作品であるが、2作品とも芥川賞受賞の水準に達するようなものであったかは疑問だった。該当者無し、でも良かったのではないだろうか。
 賞の性質上、必ず毎年選ばなくてはいけないようなものではないと思うのだが。
 最近の小説の売り上げ不振の挽回策として若い女性2人を起用した、というのは私の穿った見方であろうか?

 イラクで誘拐された3被害者の住所が巨大匿名(?)掲示板(はっきり言えば2ch)で晒されたことが問題になっているらしい。
 あれ?これって私も見たけど、某新聞のWEB版に書いてあったのを誰かが見つけてコピペしたものだったと記憶しているが。。。
 大新聞は「自己責任」を放棄したのであろうか?
 真実はやがてあきらかになるだろう。