2007年も不毛な年だった件

 最近すっかりブログの更新が途絶えているが(あ、俺もだ!)、かつてbewaad先生は2005年9月4日のブログで2ちゃんねるの経済板からの以下のカキコを転載した。

<向こう10年間の仮想シナリオ>

小泉自公政権継続

増税財政再建・行革路線失敗

→07〜08年頃に倒閣・民主党主導政権成立「まだまだ改革が足りなかった」

→さらなる「真の改革」が始まる

→景況は絶望的に悪化。

→岡田退陣。現在の「若手」による「我々こそが真の改革派なり!」(いったい何人いるんだ)という自民・民主の超党派(主力は元官僚・元金融・松下政経塾出身者)による新自由主義原理型政権が成立。市民派NPO勢力なども一縷の望みを掛けて(まだ懲りないのか?)草の根から勝手連で擁立。

→ますます階層化が悪化。GDPも微増・横這いを繰り返し、各種経済指標はいよいよ有名無実となる。

笑えない未来像

そしてbewaad先生は言った。

かなりの確率でそうなりそうな気がして・・・orz

2007年が終わりに近づく今、ほとんど上のカキコのまま、日本は進んでいる。

え、どこに進んでるかって?最悪の未来に向けてですよ。もちろん。

来年あたり、マジで政権交代が起こり、さらなる「真の改革」が行われ日本が破滅するのは規定路線である。

何故、規定路線なのかと言うと、現在の行われている政策も世論もは99%間違っているからだ。

またもやかつての2ちゃんねる経済板からの引用だが、核心と要点をついた次の文章を見てくれ。

逆風とされている政策の大半は小泉時代に設計されたもの(さらに遡れば、80年代からの行

革・構造改革の一環に過ぎない。リフレ派も個別の政策には必ずしも反対はしていない。モノによってはかなり積極的。

リフレ派が憂慮するのはデマンドサイド放置で政策を行う優先順位の取り違えor

個別政策の功罪の吟味不足のまま導入されることへの懸念。とくにbewaadあたりは危機感が強いはず)

また税源移譲は分権派行政学者・財政学者の政策を取り入れたものなので、政治学者は政権批判するよりも分権を礼

賛した自分たちを自己批判すべきである(残念ながらそんな殊勝な学者はいない)

行革・財政再建民主党と左派の要求でもある。年金は長妻昭が政争を作るために大袈裟に騒いだだけ。

安部・中川政権の発想は、規制緩和・行革によるサプライサイドの活性化&リフレーション。後者

が行われなかったため腰砕けとなった(国民は日銀の利上げや政策の是非など何も分からない。結果的に景気が

良くなれば喜ぶし、駄目なら利上げに賛成しつつ政治家に文句だけ言う)

安部たちはブーメランを甘く見ていた

白痴ともいうべき行革礼賛(ようするにテレビによく出てくる節約おばさんの感覚で国家を運営しろとかなんというアレですわ。)、地方分権主義者(こういう人に限ってそのまんま東を礼賛したりするんだよなあ・・・、宮崎県産の農産物がちょっと売れたからってそれが何よ?日本の消費者の財布の金が多くならんことにはパイの食い合いだろうに・・)、公共事業を止めればそれだけで最高の未来が約束されていると言う頭がパラダイスな人々。(大阪府知事戦に出ようとしてるあの人とかもそうなんだよなあ・・・)

で、改めて問うよ。


リフレはいつ行われるんだ?日銀の国債引き受けは???マクロ政策に国民や政治家が目覚めるのはいつだ?


財政再建主義者一色の自民党からそんなもん出るはずないよな・・・もちろん民主党からもそうだよ?

あいつらいまだに官僚が情報を隠してるから日本が良くならないとかなんとか本気で信じてるんだぜ??

日本人よ。そろそろ目を覚ませ、と呼びかけるのはもう飽きた。

偶然でいい。偶然、うっかり、リフレ政策が行われるということはないだろうか。


もはや奇跡だ。神風を期待する部類の願望だ。

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008年はそういう年であって欲しい・・・神仏など信じない私だが、そう祈らざるを得ない。