あるある大辞典やらせ問題雑感

 あるある大辞典が納豆の効能に関する実験でデータを捏造していたのだそうな。私にとっては、「フーン」くらいの感じだったが、どうやら世間の騒ぎ方を見ていると、かの番組の内容を信じていた人は多かったようだ。
 毎週、毎週○○は体にいいなんていう食品が登場するなんて不自然だと思わなかったのだろうか。バナナがいいと言われればバナナが売り切れ、納豆がいいと言えば納豆が売り切れる。そんな消費行動をやってる層は番組を批判する前に自分の頭を疑ったほうがいいんジャマイカ
 と、高みに立って批判だけしてるが、私だってこの種の番組の被害は受けた経験がある。
 私はいつも週末にバナナを買いにいくのが習慣なんだが、ある日バナナが売り場から消えた時があった。いつも山積みだったのにおかしいなと思い、店員に尋ねた。どうやらなんかのテレビ番組でバナナが体にいいと言う特集があったらしくあっという間に売り切れたのだという。
 うが〜なんだよ。そんなバカ番組のせいで俺の食生活が乱されるのかよ!!!!と憤慨したが、フィリピンか台湾あたりに直接買い付けにいくわけにもいかずどうしようもない。結局、数日間はバナナが手に入らなかった。これだって立派な被害だぞ。どこの番組か知らんが、謝罪と賠償を(ry
 どっかのエライさんが言ってるから、どっかの有名タレントがすすめるから、経験者が実感を込めてすすめるから。自分の頭で考えるという行動はどこへやら。
 どうせ、この番組が消えても似たような番組が出てくるんだろ?それで結局はそういう番組を信頼して消費行動をとるんだろ?だったら、文句なんか言ってるんじゃねえ。大人しく見てりゃいいじゃん。んで、大人しくだまされりゃいいじゃん。楽しかっただろ?
 「これはひどい」なんて言ってるレベルじゃねえぞ。あんたの行動が「これはひどい」なんだから。