結果的にはおめでとさん

 利上げ阻止おめでとさん。中川秀直GJ!的外れな批判している菅直人はアイタタタだった・・・・やはりマクロな経済知識がないことを如実に示す会見であった。
 しかし一方で福井が利上げをあきらめたのは景気が減速したときに詰め腹を切らされるのを恐れたためだという見方もある。私もそう思う。「正しい金融政策」に目覚めたからではなく保身のためだったのだろう。70過ぎた爺さんが新しい考えに目覚めるわきゃないからね。
 その意味では利上げが見送られたのは結果的には「おめでとさん」なんだが、根本的な解決策にはなっていない。政府の圧力で電波日銀をコントロールしているだけである。この方法の問題点は政府首脳部に金融政策の知識がある人がいるか否かに大きく依存することである。制度依存ではなく人物依存。ああ、なんて不安定な現状であろうか。その意味で中川秀直の存在感は非常に頼もしいものではあるが、彼のような人間がいなくなったらどうなるんだろうか。そう言う時のために物価目標を定めた新日銀法を制定すべきである。人物依存ではなく制度依存にすべきではないのか。
 ところで上で中川秀直をほめたが、彼の政策日銀の金融政策以外の政策はひたすら電波である。サプライサイドの政策以外なにもない。小泉の構造改革を手放しにほめている姿は石を投げてやりたいくらいである。ちなみに彼のブログを毎日見ていればわかるが、ほとんど民主党の悪口しか書いてない(笑)すごく程度が低い(笑)笑えるから時間ある人は読んで見てくれ。