なんか根本から思い違いをしている

 田中康夫応援団の筆頭である勝谷氏のブログから

http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060807 勝谷誠彦の××な日々。

<別に悲嘆も失望もしない。どうぞ中世の闇に戻って下さいという感じだ。財政再建や職員の意識改革などせっかく田中さんが手がけた改革の成果が出てきたのに県民は投げ出してしまった。田中さんの手法や言動に批判はあるが改革とマイナスイメージとどちらが大事か分かっていないのではないか。過去2回の知事選で信州人は自ら前へ進もうと行動したが今回は座ったまま動かなかった。そのことが低投票率になって表れている>

やはり勝谷も単なる改革病である。なにが中世の闇だ。昔の日本の方が遥かに人々が幸せに暮らしていたのを忘れたと言うのか。 古い=悪い 新しい=良い という短絡的な思考法で考えているらしい。財政再建なんてケチケチ財政の貯金取り崩しをやっただけ、縮小均衡まっしぐらの政策をやってただけでしょ。
 もちろん田中にも同情すべき点はある。今の制度では地方がうまくいくかどうかは中央の政策に依存している。今は政府は意図的に地方を荒廃させ、都市だけを発展させようとしている。「地方は自由にやってください」などと言っているが単なる「損切り」である。地方の知事がどうがんばろうがなんともならん。勝谷は面白いやつだと思ってたが、どうも経済にはものすごく疎いようだ。まあ、テレビに出てるような「良識派」の有名人は9割がた勝谷みたいな人なんだけどね。

勝谷が賛美しているK嬢という人も同様の勘違いをしている。

K嬢の長野県政ウォッチング日記 http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=95992&log=20060806

「借金の山より緑の山を子どもたちに残したい」との現職メッセージが県民に届かなかったのが、返す返すも残念ではあります。

田中の政策を続行していたら長野は山だけの廃墟になってしまうんですが・・・・だって、田中の政策の最終目標はは「衰退」ですからね。こういうK嬢のような言説は良識派のように映るかもしれないが、正しい知識に基づいていないという点で迷惑この上ない。
 何度も繰り返すが借金を返す必要はない。経済成長・発展をしていけばおのずと借金は消えて行くのだ。

 http://www.tek.co.jp/p/ajer06_01.html  日本経済復活の会

 上のHPの一番上の図にあるように改革なんて言いはじめた頃から日本は世界最下位まっしぐらの経済成長なのである。そろそろ「改革が必要だ」という強迫観念から自由になるべきだ。

 まあ、勝谷みたいなのがテレビに出て人気があるんだから、洗脳はあと数十年は解けないまま日本は破滅するだろうけどね。そしたら田中の望み通り「緑の山」だけの国になるよ。笑えない未来だけどね。

 もちろん新しい知事になった村井がどんな政策をしていくのかは知らん。ただ、「昔の匂い」がするので田中よりはマシだろうとは思ってる。