小沢民主党は早く具体論を出せ。

 小沢民主党の発足から1ヶ月経つが、小沢の具体的政策はまだだろうか?彼は理念として、普通の人の生活を大切にする、というような方向性を示したわけだが、それならば今までの民主党の経済政策は全部変えなくてはいけないはずだ。
 具体的には公共投資を増加させねばならないはずだし、公務員のカットも止めるべきだ。それから意味のない特別会計の見直しにこだわるのも止めろ。外資の参入も規制せねばならん。過去の彼の政策とは相容れない政策ばかりだが、不景気*1なんだから、上の政策はやらねばならぬはずだ。そうでなくては彼が掲げている理念は画餅と化す。
 さて、ここで問題なのだが、彼にいい経済ブレインはいるんだろうか?植草氏あたりをつければ最高なんだが、彼の今置かれている状況を考えると世論の反発は必至だろうから実現性は薄い。それが出来無くても、国民新党を取り込んで彼らの経済政策をそのまま丸写しすれば十分なんだが・・・最近では亀井氏がちょっと警戒感を示しているのでそれは無理かな?
(参考:2006.4.30◎サンデー毎日 小沢一郎民主代表はこういう男 「パワーゲームばかり考えるなら手は組まない」
 もちろん、まだ1ヶ月なので、そんなに早く出てくるとは思えないのだが、民主党の党首選のある9月までにはしっかりと固めて欲しいものだ。そうでなくては、対立軸を演出するために、格差是正という出任せを言ったと思われかねない。
 そうならないためにも少なくとも小沢氏には民主党の経済政策を見直すと明言してほしい。
 
 

*1:政府は景気が回復したとかなんとか言っているが、名目GDPが10年前の水準に回復しないかぎり、回復したなどと言ってはいけない。今起こっているのは富の偏在であり、日本の経済水準の全体的な沈下である。