どうやら菅直人を有効利用するようだ

 民主、小沢新体制が本格始動

これまでは閑職とされてきた代表代行ポストだが、衆院千葉7区補選や来夏の参院選を控え、小沢、菅両氏の役割分担が明確になってきた。

 小沢氏が選挙対策の人・カネ・モノに目配りする「実務」を掌握し、菅氏は「党の顔」として得意の演説や国会論戦で露出を高め、党再生をアピールする算段だ。

 菅直人を代表代行に据えたときは「マズイ」と思ったが、ちゃんと活用するようだ。今度の千葉の選挙は重要だなあ・・

 小沢新代表、民主全議員に有権者紹介要求

 上記の記事にあるとおり、総力戦の模様。小沢に言わせれば、民主党議員の選挙活動の仕方は「甘い」そうなので、彼がちゃんと選挙の戦い方を教えるべきだろう。彼ももう63歳、若手に彼のノウハウを仕込む最後のチャンスだ。

 一方で自民党は相当警戒しているようだ。昨夜のニュース番組で武部が小沢を早速攻撃している映像が流れたが、攻撃の仕方のみみっちさは笑ってしまった。いかにも「小物」の武部だ。小泉も以下の記事のように警戒している。

 「早く党首討論を!」小泉首相、小沢民主代表を挑発

さらには「(小沢氏は)首相になれない民主党代表に止まっているはずはない。旧社会党系を切って自民党の非主流派と連立して、政界再編を仕掛けてくるだろう」と注目発言。“壊し屋”と呼ばれる小沢氏の次の手を予想した上で、秋に任期が切れる自らの後継総裁が「どうやっていくかだ」と警戒心を見せた。

 非主流派を徹底的に冷遇してきた小泉だが、今まで冷遇してきたことを公の場では口にしなかった。口が滑った格好だ。こちらも相当に焦っているようだ。小泉が言及するような事態を避けるには非主流派を優遇するしかないはずだが、果たして小泉にそんな利口な人事ができるかどうか。(多分、無理だろ)
 私としては自民党の非主流派が復活しても、小沢民主党が勝ってもどっちでもいい。とにかく、今の新自由主義的な政策を終わりにして欲しい。そのためには小沢に暴れてもらう必要がある。
 千葉の選挙は2週間後の23日投票だ。小沢民主党のお手並み拝見だ。