予想通りとは言え気分悪いぞ

 駄文ーーーまぁ、現実はそんなものだ (郵政民営化の現実)

 ちなみに、今のところ「無集配特定郵便局」に関する情報は流れておりません*2。今のところ、「無集配特定郵便局を全廃すれば以下略」という主張は、「政治家の口約*3」だったのではないか、という嫌疑をかけてもよいのではないかと思います。gori氏の慧眼と、それを信じた皆様のすばらしい先見の明に乾杯であります。

 矛先をかわすために、無集配特定郵便局を煙幕代わりに使ったのは、記憶にとどめておいたほうがいいのではないかと思います。

 仮に、このまま無集配特定郵便局がまるで利権のように残り、集配郵便局が減って、住民サービスが削られるという、「これが日本の官から民」みたいな現状を。

 見事な「官から民へ」だ。
 小泉の唱える「官から民へ」というのは、要するに「天下り」などの「強者の利権」を温存しつつ、「負担」を官から「弱者」である民へ移し、本当に助けが必要な「弱者」から福祉や行政サービスを「奪う」ことだったわけだが、何故か「切り捨てられる」はずの国民に支持された。
 ひょっとしたら自民党がかついだホリエモンなどを見て俺も勝ち組になれる、などと言う幻想を抱いたのであろうか。誰もが相撲の横綱になれる訳ではない。多くは十両にもなれずに無給で喘ぐのである。
 現実は無常である。一部の「勝ち組」を除いて、日本国民は段々とその現実を味わうことになる。
 もちろん政府は「景気は回復している」「日本に格差なんて存在しない」「若者が怠け者だから悪い」「日本は借金まみれ」などの大本営発表を続け国民を騙そうとするだろう。
 国民はいつまで騙され続けるのだろうか。もちろん騙されるのも「自己責任」だと言う考え方もある。しかし、「騙される人」よりも「騙す人」が悪いに決まっているではないか。それとも「騙す人」が正しいというのが21世紀の常識になってしまったのだろうか。