ライブドア事件についてのブログなんてあるのか

 livedoor社自身がこの度の「事件」についての自己批判的なブログを解説しているらしい。

 ライブドアに物申す

 と言っても別に社員が反省文を書いているわけじゃなくて、評論家諸氏に寄稿してもらっているようだ。

 その中で山形浩生氏の意見の次の一節を読んで笑ってしまった。

ライブドアのやり口には多少クリーンでないところもありましたが、結局はそれにだまされた連中がバカというだけだからです。

投資をする人間は自分の金を仮にもつっこむんだから、そのくらいちゃんと調べて見極めるべきだった。見極められずにあっさり釣られ、それが破綻したときも、自分の見識のなさしか責めるものはないと思う。株価を本当につり上げたのはバカな投資家、きちんと中身も見ずに、メディアの露出度と雰囲気だけでライブドア株を買っていた連中でしかない。

 ここまで正直に書いていいのか(笑)いいんだけどね(爆)こういう意見が何故かメディアに載らないので不思議に思っていたところである。
 
 最近ではライブドアは「絶対悪」だ。メディアはライブドアについてはあることないこと書いても全然OKと言う集団リンチ状態である。そして「被害者」は「絶対善」。
 イラクで捕まった3人の人質は「自己責任」でライブドア株に投資して金を失った人は「被害者」。
 こんなことあり得ないが、メディアはそのあり得ない話を流して、国民を納得させようとしている。
 この不自然さは気持ちが悪い。誰も気持ち悪いとは思わないのだろうか。