民主党の支持率が10%を割った件について

 内閣支持率53.2%、改造後も高水準=民主、1ケタに転落−時事世論調査

 選挙後の民主党の大敗を受けて岡田全代表は辞任。松下政経塾出身の真性新自由主義者である前原が党の代表になったわけだが、その時点で民主党の存在価値が全然なくなった、なんせ与党も野党第一党も全く同じことを言うことになったのだ。
 その変化に対して世論は非常に分かりやすく反応した結果がこの数字ではないのだろうか。野党が与党とと同じ事を言ってたら多数を占める与党の支持が増えるのは当然なのである。民主党の戦略は大失敗だったと言うことだろう。そのことに早くから気づいていた小沢が自民党との違いを出すように前原に助言していたのは記憶に新しい。しかしながら前原は全く聞く耳を持たなかった。むしろ過激な新自由主義を打ち出すのに必死になって行った。全く救い難い。
 民主党が路線変更をするのならば今なのだが、前原はそうは考えないだろう。恐らくこの調査結果を見て前原は「構造改革の気構えが足らなかった。」とかなんとか言って、より過激な新自由主義路線に邁進してしまうんだろう。自覚無き翼賛体制。小泉自民の思う壺である。
 今の路線を変えない限り、民主党に未来はないだろう。