また世論操作かなあ

日経:日本の「官」の大きさは統計より遙かに大きい、GDPの6割

 元ネタは日経新聞。一応記事を持ってるけど、まだ詳細に検討をしてない。でも敢えて記事の感想を書く。
 基本的に日経新聞は盲目的に構造改革をヨイショする傾向があるので、このまま信じていいのものかどうか。数字なんてしばしば都合のいいものを選び出せてしまうもんだし、数字のトリックで自分の都合のいい結論を導き出すことはいくらでも可能である。
 仮にこの記事の題が本当だとしても、公務員の数を減らすよりも、高級官僚の天下りを無くすのが筋だろ。でも小泉政権で逆に天下り先が増えていることを指摘するメディアは非常に少ない。何故だろう。
 多分この記事を読んだ人の多くは高級官僚の天下り先になっている公益法人特殊法人ののことはあんまり問題にしないで、一般の公務員を減らせとか思うんだろうな。
 実際に公務員たたきは始まってて、教員が早速標的にされている。実際に教員の給料減らしたら質の低い人材が集まって公教育の質が落ちるるので、最終的に社会格差を増大させると思うんだけどな。人員削減のをするにしても毎度お馴染みの新規採用を控えるって方向に行くだろうから、また若年失業者が増えることになる。そんでそいつらをニートとかフリーターとか呼んで、道徳心の問題と見当違いの方向に持って行くんだろうな。なんせ世間ではニートは人間力不足と言うことになってるからな。人間力不足」って、よく考えたらすごい言葉だ。ニートは人間じゃないって言ってるようなもんだ。  
 
 全ては小泉経済無策による不景気から来る問題なのだが、自分で問題を大きくさせといて改革するとか言うのはどなのよ?マッチポンプという言葉がぴったりである。

 ま、とにかく上の記事は要検討ってことで。

 11月3日 追記

 上の記事が某巨大掲示板の某スレで話題になってたんだけど、次の回答が面白かった。

 何も考えずに読むと、最大で893万人しかいない政府部門の就業者が、GDPの60%をたたき出している
ように読めるな。

 ちなみに日本の就業者は6000万人くらい。
http://www.stat.go.jp/data/nihon/g1601.htm

 893万人で日本のGDPの60%を占めるなんて政府部門すごいよ政府部門。民間よりはるかに効率的だね!

 うわあ、政府部門ってすごいんだね(棒読み)

 やっぱり上の数字がおかしいということで。