選挙後はどなるんだろ?

パターン1:自公で過半数 → 小泉続投 → しかし参議院でまた郵政法案否決 →また解散??

 否決になる根拠は下の記事である。(これはちゃんと取材してると祈ろう(笑))

 参院自民の「反小泉派」、勉強会を24日発足

 小泉は自民党が選挙で勝てば参議院の反対派の気持ちも変わると言っているが、この動きを考えると「そんなわけねえだろ」という感じ。そもそも参議院はその独立性に意義があるわけであって、衆議院がこうだから参議院も従がえ、というのは二院制の根底を覆す考えである。
 
パターン2:自公で過半数を取れないし、民主党過半数を取れない→小泉失脚 →政局はなんでもありの再編へ突入→ 郵政民営化どころじゃなくなりそう

パターン3:民主党過半数獲得→ 岡田政権誕生 → 郵貯簡保のみ民営化または縮小

 今のところどう転ぶかは分からんが、1か2になるのは確実だろう。3はちょっと考えにくい。しかし日本の議会制民主主義を守るために2になって欲しい。
 
 今のところ世間では「構造改革マンセー主義がまかり通っているが、各人その定義が違うし、評論家や政治家でも説明できないし、説明らしきものはするものの全くつじつまの合わない意味不明なことを言う。これはつまり実態のない言葉と言うべきであろう。
 世間一般で流布されている「構造改革」と言う言葉は、本来の意味とはかけ離れてしまっていて(本来の意味はここに書いてある。)、自分に都合が悪くなると相手を「反構造改革守旧派」とレッテル付けし、貶めるための「おもちゃ」になってしまっている。「非国民」「反革命的」「アカ」これに類する言葉は歴史を紐解けばいくらでもあったのではなかったっけ?
 現在の日本はかなり危険な状況である。政府の中枢に逆らえば「反革命的な反逆者だ、粛清されるべき」と言うわけであり、その「構造改革」とやらで一番被害を被っている国民がそれに拍手を送るという異常な状況である。こういうのを思考停止とか洗脳とか言うんじゃなかったっけ?
 この不毛で危険な状況をリセットすべく小泉政権を取りあえず引きずり下ろして、政局を流動化させるべきではないのか。ま、流動化してもどうなるかは分からないのだが、取りあえず国民が冷静になるという効果は見込めるのではないだろうか。