これは日本版文化大革命だったのか

 新自由主義のイデオロギー − 「小さな政府」 選択の国民投票

 「地方切り捨てと貧富の差拡大」の小泉政治を喜ぶ東京エリート(政治家、官僚、学者、財界人、新聞記者、テレビマンなど)の堕落

 上記のエントリーはほとんど同じことを言っている。両方ともに激しく同意である。私の能力ではまとめきれないことをちゃんと言ってくれている。

 一昔の前の日本はある程度の平等と資本主義での勝利をちゃんと両立されていた。もちろん経済格差はあったが、それは他の先進諸国と比べてはるかに少ないものであった。これを社会主義という人もいるが、日本はこの制度でGDPを伸ばし続けていたのである。これは立派なことだったと思う。弱者に配慮しつつも、経済成長を続けていく政策を打ち出していたのが自民党の伝統だったと私は思っている。
 しかし、小泉政権になってからはそんな伝統はどこ吹く風。アメリカ顔負けの優勝劣敗社会がどんどん実現されようとしている。小泉は歳出削減を行うだけが経済政策だと勘違いしているので、純粋な資本主義に自然に近づいている。同じ党人が暴走に歯止めをかけようとしただけで「守旧派」呼ばわりされ、党から追い出されるという恐ろしい粛清が行われてしまった。
 しかし、これは困った事態だ。私は伝統ある自民党が好きだったので、ずっと支持してきたのだが、これでは自民党が全く別の党になってしまったということではないか。かといって岡田民主党もなんかイマイチだし。。。
 今回の選挙は綿貫、亀井、両氏の新党を支持するという選択肢が一番マシかなあ・・・
なんか悩ましいなあ。