少年漫画にありがちな設定

 なんで少年漫画では成績優秀の委員長タイプの女の子が勉強できない
不良を好きになるんだろ。
 いや、単純に勉強できない君もこんなチャンスあるかも?的な読者対策
なわけだけど。
 んで、思い出したのはよくニュースで取り上げられる、これからは学歴
じゃない能力だ、的な論調ですわ。
 んで、そこで取り上げれるのがベンチャー企業の社長たち、君たちにも
こんなチャンスあるぞ〜っていう幻想を振りまいてるね、君ぃ。
 少年漫画の主人公は将来はああならないと思うけどな。
 だって、彼らは大抵高学歴なわけなんだし。その部分はあんまりフォー
カスしないんだよね〜真実書くと売り上げ落ちちゃうのかしらん。ああん、
世知辛い世の中。
 一方でライブドアパブリックジャーナリストの御仁は東大を貶めんと
東大卒の2割がニートに!?」なんて記事を書き、これまた世論にしっ
かりと迎合なさってござる。既存メディアを変える、などと意気込んで作ら
れたはずなのに、結局、既存メディアと同じことやっとるがな。(真実はこっち
 よく雑誌とかワイドショーがやっとる「エリートの転落」ってあの愚にも
つかない記事と同じことさ。みんな見るから繰り返しやってんだろうけど。
 
 何が言いたいかって?
  
 つまりだ。真実ってのはそのまま書くと味気なくって、みんな読みたくな
いってことさ。そんなの科学論文か、経済白書みたいなもんだからな。そん
なもん世間の多数は読まんさ。
 少年漫画の有り得ない設定にしろ、三流週刊誌の記事にしろ、結局のところ
読者が求めるから書いてんのさ。みんな自分の人生を慰めて欲しいのさ。たいし
た努力もなく自分も社長になれたり、女にもてたりしたいのさ。そんなことは有
り得ねえんだわ。んで、努力してる奴がコケるのを見て笑うようになるのさ。努
力してる奴のあら捜しをして数少ない例外を見つけて喜んでんのさ。
 個人だから自由、のはずのパブリックジャーナリストが結局こんな記事書いて
るんだからさ。結局、ウケるためにはこんな記事書くしかないってこと?