切込隊長氏のブログが炎上している件

 最近、切込隊長氏のブログが炎上している。
 事の発端は彼の経歴や職業に怪しいところがあると一部の人間たちが騒ぎ始めたことにあるようだ。
 いつもは100くらいしかつかなかったコメントが4月20日あたりから激増し、4月28日のエントリーなんてコメントが1200を越えている。個人のブログとは思えない。
彼はその疑惑に対して4月26日にこう回答したのだが、その一部の人たちは納得しなかったようで、つまらない内容のエントリーにも関わらず、すごい数のコメントが続いている。5月3日のエントリーも今現在でコメントが800近く寄せられている。
  すごいものである。最近でこそメジャーな雑誌や新聞に記事を載せているものの、一般の認知度はさほどない彼のブログがここまで炎上してしまうのである。ネット社会での彼の知名度のすさまじさを如実に表している。(特定の人ばっかりの書き込みかもしれんけど)
 私自身は彼の経歴は最近までほとんど知らなかった、2ちゃんねるに昔かかわっていたらしいとか、慶応大学出身らしいだとか、そのくらいしか知らなかった。
 私の彼への印象はごく最近まで、面白い文章を書く人、それだけであった。そこから彼の著作を読んだりするようになり、彼の株式投資に関する知識のすごさ、文章力に強くひかれた。特にその率直な物言いにはすごく好感をもった。特に諸君5月号に載せた記事などは秀逸であった。
 そんな彼が、今回の一部の人たちが騒いでいる問題に関してはあまり率直ではない対応をしているように見える。この騒ぎが起こってからエントリーもつまらないものが続いている。これは彼の方針らしいけど、そろそろ本格的な反論をやって、祭りを収束させて、元のブログに戻ってくれんかなあ。あと1ヶ月くらい祭りが続くのかなあ。
 まあ、彼を疑問に思うんだったら見なきゃええやん、とか言われてしまうかも知れないのだが、彼の著作を何冊も持っている身としてはなんか一言、言いたい気分に駆られた。このたびの対応を見ていると、今までのは全部洒落でした、なんて言われているようで、「ブルータス、お前もか!」なんて言葉が半分頭に浮かびかけだ。それでも祭りの収束までは最終的な判断はしないが。
  
このエントリーで彼はこう述べている

 基本的に大事なところはほとんど晒してこなかったので、取引先の同意を得ながら少しづつこれから表に出ようと思います。今年中に話が出るとするといかだ関連でしょうか。ずっとネット社会の人だから、という部分に寄りかかって面白おかしくやれればいいや、ぐらいに思っていたので、背中を押してもらった気分です。

 メジャーな雑誌や新聞に寄稿するようになった今、「ネット社会だから」的な気分はないと思っていたのだが、これを見るとそうでもないようだ。学生気分ならぬ、ネット社会気分がまだあったみたいだ。
 私自身は、彼はまだ若手で駆け出しかもしれないが、もはや社会(ネット社会に限定しない、広い意味の社会)に影響を与える一人前の言論人、もしくは将来的にそうなっていく存在だと思っている。諸君とか大手新聞に色々寄稿しておいて、そんなつもりはない私はただのブロガーだだ一般市民だ、とかまさか言わないだろう。(もし言ったら彼の著書を捨てようかな、いや、勿体ないな。古本屋に出すくらいにするか)
 まあ、「背中を押してもらった」とか書いてあるので、これからは本格的に言論人の道を歩くんじゃないかと期待はしてしまう自分はいるわけだが。
 と、廃墟ブログでつぶやいてみるテスト。