ソフトウエア会社に賠償を求めるのは。

 トレンドマイクロ社のウィルスバスタの不具合で色々な会社に影響を与えたみたいだけど。

 一部に賠償すべき論があるみたいだけど、そんなことあり得るのだろうか。トレンドマイクロは当たり前のように賠償を否定してる
 そういえば、マイクロソフトのOSのWindowsなんて最近こそそれなりに安定してるけど、昔はフリーズしまくりだった。そのせいで作業中のデータが消えた人なんていっぱいいたはずだ。これは明かに仕事に影響してたぞ。でも、マイクロソフト社がそれらの人に賠償金を払ったなんて聞いたこと無い。
 そこらへんはソフトウエアは車や電化製品とは違うのじゃないか、と言う雰囲気がなんとなく作られている。でもそんなのありなのかな?
 そこらへんは契約だからしょうがない、と言われれば口をつぐむしかないのだろうか。Windowsは一応インストールする時に「このソフトを使うことでなんか損害あっても賠償しねえ」という規約に同意を求めてたような気がするし(いや、ちゃんと読んだ事ないよ、正直に言うけど)。
 でも、この契約はそもそも有効なのかな?例えば車を売るときに、この商品に根本的な欠陥があっても補償しねえ、なんて契約に同意しなきゃならんなんて聞いたこと無い(すまん、私は車を持ってないので想像で言ってるが)。車のエンジンから勝手に火が出たりすれば、一応リコールと言うことが行われている。
  こんなHPを見つけたが

 これは、別にソフトウェア会社が不公平に責任を免れるということではない。コンピュータプログラムというのは、ケースによっては損害額が天文学的数字になることがある。損害賠償義務を合理的範囲に限定しないと、莫大なコストとなってしまい取引自体が成立しなくなるからである。このあたりが一般の物の取引とは異なる点である。

 やっぱり物とは違うんだよ、っていう前提があるみたいだ。やっぱり被害者は無き寝入るしかないみたいだな。
 ソフトウエアなんて一般に普及したのがせいぜいここ20年くらいの産物だから法律が追いついてないのかも。私の意識も追いついてないから「賠償に応じない」という態度を妙に思ってしまうのかな。