結局、今回の騒動はなんだったのか

結果だけを見れば、フジテレビは多くの金銭的な損失を出した。そして業務提携の内容は「これから決める」ということらしい。
 「これから決める」というのは事実上何もしないことではないか、と私は思っている。
これじゃあ、ライブドアが儲けておしまいかよ、という声が聞こえてくる。(いや、リーマンや村上ファンドはもっと儲けたんだけど)

 はい、それだけです(笑)

 だってライブドア実態は投資会社ですから(笑)

 投資会社は儲かればいいんです。ハイ。 

 しかし一方の御仁も面白くなきゃTVじゃないと過去に言ってたそうなので同じ穴のムジナでしょ。

 しかし今回の騒動で、TV局やラジオ局の社員の給料は驚くほど高額だと言うことが世間に知れ渡ってしまった。なんとフジテレビは社員の平均給与が1500万円、ニッポン放送でも1000万円だと言う。(その分下請けが悲惨らしいけど、そんなのテレビ局の社員にゃ関係ないのだろう。)しかもテレビ局の倒産なんて聞いたことない。これではほとんど高給な公務員である。
 こんな貴族みたいな連中が被害者面して「社員のことを考えろ」とか言ってたのだ。嘘くせえ。こんなもの世間に訴えかけても到底支持など得られるものではない。その前に下請けを少し優遇しろよ、と私などは言ってしまう。
 こんなにうまい汁吸ってたんだもんなあ、そりゃあ、それを侵されそうになったら怒るわな。
 今回の騒動を差して、金銭欲の権化(アメリカニズムなどと揶揄されているようだ)が地道に働いている労働者の日本株式会社を不当に襲った、などと言う見方があるが、私はその見方に全く与しない。昔ながらの特権にあずかっていた金持ちが自由競争を勝ち抜き、成り上がってきた新興金持ちに潰されそうになった、これが正しい見方ではないか。
 しかし、今回の決着でテレビ業界の特権は温存されたので、我も特権にありつかんとばかりに大学生のテレビ局志望がさらに増えるのではないか?(このHPではマスコミ志望者が減ったとか書いてあるけど、学生の気分なんてその時の時流しだいだよ。公務員と医者志望が増えてるのが学生の本音だと思う。)