これからの経済動向(殴り書き

 新内閣の発足に伴い早速いちごびびえすの経済板で議論が始まっていた。

 70: 名無しさんの冒険  2008/08/07(Thu) 11:30
多くの人は凄いねじれを理解していない

1.上げ潮=金融緩和+歳出削減

金融緩和:(⇒日銀法改正は今の状況では変えられない以上、手は出せない。
つまりリフレはできない)

歳出削減:「歳出を削ったあと、他の支出に振り替えて、総支出額を変えない」
のでない限り、景気にはマイナス

結果:上げ潮⇒マクロ経済政策的には、日銀法を変えられない限り、むしろ
マイナスのグループ

2.麻生=財政政策、特に金融政策には所見なし

財政政策は減税の経路で行われるなら、投資を引き出す形で行われるものなら、
総需要にはプラス。よって、上げ潮よりはマクロ経済政策的にはプラス。

つまり、日銀法をいじれないとすると(まさか3分の2は誰が総理になっても
できるはずないので)、上げ潮派は実は引き潮派、麻生は上げ潮派という
逆転現象が起こる。

与謝野氏のどこがいけないのか解説して欲しいスレ 
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/1320/

 確かに現在の政治状況では、「上げ潮」なるものは結果的に単なる緊縮財政である。
上げ潮の最大のコアは日銀にインフレ目標値を定めさせることであるが、「上げ潮派」政権であったはずの小泉政権において
「脅し」や「駆け引き」などで日銀に金融緩和をさせる手法をとっていただけであり、法的な整備まったく手付かずであった。
小泉政権の長さを考えると小泉・竹中コンビは本気で日銀法改正などやる気などはなかったのではないか?と思わせるほどである。
そもそも「構造改革で景気回復」などと言う大嘘をついていた段階で、どこか根本的に経済に対する理解が間違っていたのかも知れない。
だって結局景気回復(しょぼい回復なんだけどさ)の真因が財務省の大幅な為替介入だったって・・・
(そういえば竹中のIT需要で500万人雇用創出とか覚えてる人いる?w)
 一方の与謝野を中心とする財政再建増税派はまったく話にならない。一から十までまったく間違っている。橋本政権の消費税増税の歴史から何も学んでいない。しかしながら「増税財政再建最優先派」がいまや政権の中枢を担っているので、日本経済はかなりの確率で奈落の底に落ちていくことになる。
 そんな中で唯一希望が持てる(マシと言う意味で)のが麻生である。彼は元々財政政策を中心とする積極財政派に近い考えをもつ人物である。金融政策への知見はまるでないようだが、「バラマキ」を行って財政赤字を垂れ流した方が現状取れる手段としては最良であることを考えると「かすかな光」を放つ人物であると言える。
 
 やはり未来は暗いな・・・選挙前だから増税はやらないと信じたいんだけど・・・民主政権にでもなったら「さらなる改革」と「庶民をいじめてた日銀を成敗し、利上げ」とかいう香ばしい政策が取られる可能性が高まるだけに、まさにアホとバカの2大政党制である。
 私は英語の早期教育反対派であるが、今後このような政治状況が続くと内需がさらに壊滅していくので、外資系などが勃興する可能性もあり、我々の子供は貧しい後進国のように英語がしゃべれないと仕事が得られないという涙目の状態になる可能性がどんどん高くなっている・・・

 ああ、どうなることやら。今のところ麻生を応援するというのが最善の策かな・・