不思議な論法

 先日深夜帰宅するとNHKの視点論点でこの度のライブドアの役員が逮捕された事件について解説されていた。その中で解説者(誰だか忘れた)がこんな不思議な論法を使った。「「一つ一つは違法でなくとも、全体として見れば違法」と判断された。」(うろ覚えだけど、意味はあってるはず)
 はて?私にはこれが全然分からん。一つ一つが合法だったら、全体だって合法のはずではないか。こんな論法はこじつけではないか。だって、こんなことが認められてしまったら、裁判官の裁量次第で違法か合法か決まってしまうじゃないか。こういう経済行為は所詮複数の行為からなっているのが当たり前だ。その時、自分の行為が違法か合法かを判断するのは、やはり一つ一つの行為を法律に照らし合わせるしかないではないか。一つ一つはシロなのに、全体ではマックロですなんてこんな論理はありえない。大矛盾だ。
 なんだかこの度の逮捕は考えれば考えるほどよくわからんのだ。明らかなのは耐震偽装問題?そんな問題あったっけ?的な雰囲気なっちゃったことだけだ。
 私は最初は小泉自民の耐震偽装問題隠しだと思っていた。でも、これは段々と無理がある気がしてきた。だって今回の堀江社長逮捕で自民党は明らかに評判を落としたからだ。時期総理と言われる安倍の名前まで出ちゃったし・・・これは小泉一派の仕業とも思えん・・・
それとも次世代総理の名に傷がつくよりは武部、小泉・竹中に傷を負わせた方がいいとでも判断したのだろうか、確かに次の選挙までかなり間があるし、その時までにはみんなライブドア問題なんて忘れてしまっているだろうし・・・
 他には抵抗勢力の反抗という見方もあるが、今や抵抗勢力にそんな力があるとは思えない。
 なんだか、この度の事件はよく分からん。。。私の中では「単なる検察の暴走」と言う説が段々有力になってきている。
 うーん、それにしても分からん。。。。