保守結集なるか?

 
 民主党・小沢前副代表と国民新党・綿貫代表、亀井氏が極秘会談

 今や自民民主の2大政党は「革命」政党である。日本社会を根底から改造しようとしている。前の選挙では自民党から真の保守勢力は追い出された。真の保守とは日本国民全ての幸福を実現するものであると思っている。よく言われる言葉で言うならば「国土の均衡ある発展」である。能力があるものも、能力がないものも、極端な差はつかない平等な社会。地方でも都会でもそんなに差のない社会。最低限人間の尊厳を守る程度の社会保障を実現する社会である。
 少し前までの自民党はそう言った社会を目指す政党だった。もちろん負の側面もあったが、日本はその路線でかなりの程度成功していたのである。
 小泉の登場により、全てが変わったのだ。保守政党から新保守政党へ変貌したのだ。新保守とは、強いものは栄え、弱いものは滅びる社会を目指すのである。貧しいものへは最低限の保障もない酷薄な社会である。アメリカはそれを実現している。「努力するものが報われる社会」などと竹中はいつも言うが、それはちょっとしたことで社会の底辺まで滑り落ちてしまう社会でもある。
 90%が負け犬の社会。それは凄まじい社会的なひずみをもたらすだろう。社会犯罪の激増。ナショナリズムを煽るための対外強行姿勢。
 ここで保守勢力が反攻しないと日本はアメリカになってしまうのだ。それを食い止めるのは保守勢力の結集しかない。
 先月の文藝春秋年次改革要望書が取り上げられたことから世間もようやく小泉政権のやろうとしていることが分かって来たと思われる。ここで一気に世論に火がつけば、保守の反撃が始まるかもしれない。
 亀井、綿貫!頼むぞおお。