アメリカは僕のヒーロー(笑)

 ブッシュ大統領、米州首脳会議の会場内外で逆風

 IMF(=アメリカ)の提唱する典型的な緊縮予算、構造改革を素直に実行し、大失敗したアルゼンチンの経済だが、少しだけ復讐を果たしたようだ。
 ちなみに隣国韓国は経済危機に陥った際、IMF支配下に置かれたが、IMFの提唱する緊縮財政を断固拒否し、積極財政と金融の緩和を行い景気回復に成功した。(詳しくはここ
 現在日本はIMF支配下でもないのにわざわざ緊縮財政を実行し、自分から奈落の底に落ちようとしている。今こそ高橋是清の積極財政に学ぶべきなのだが、残念ながらファシスト小泉のお気に入りは緊縮財政の浜口雄幸だ。おまけにメディアも戦時体制を思い出させるような統一ぶりで、緊縮財政、公務員を減らせの大合唱。積極財政を唱えるものは全て土建業者の手先とみなされ、国賊扱いである。この熱狂の行き着く先は二度と立ち上がれないどん底経済、徹底して二極化された階級社会であろう。「構造改革万歳」と叫びながら国民一体となって破滅に向かって一直線である。
 この記事に描かれたブッシュの姿は未来の小泉である。彼は日本の国民の富を奪い、憲政の常道を捻じ曲げ、アメリカに国民を売り渡した大悪人として後世に語り継がれることになるだろう。
 しかしその時が来てもこのファシストは言うだろう。

 「民衆が私を支持したのだ。私に責任はない。」
 
 唯一の希望は現政権で互いにつぶしあってもらって、結果的に「構造改革」が何も行われないと言う事だ。谷垣には政府系金融機関の統廃合反対を貫徹してもらい、竹中には増税反対を貫いてもらうことだ。そして潰しあうのに夢中になって公務員削減も地方分権という名の切り捨ても政府の支出削減も何も行われないことを祈る。それが現在一番現実的な希望だ。