両国予備校 少子化で浪人生激減、8日に閉鎖

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050210-00000015-maip-soci

子供の数が減ったから経営が苦しくなり、閉鎖するところが出てくるのは当然といえば当然なのだが、名前の知られている予備校が閉鎖したのはさすがに驚きである。(おそらく名も無い塾はさらに多く倒産しているはずだ。)

 これからどんどん予備校、大学が倒産していくのだろうな。

内田樹氏のブログにも私大の出願状況が書かれていたが、

http://blog.tatsuru.com/archives/000726

大学関係者にとっては背筋が寒くなるような状況のようだ。

 しかし、私見を言えば元々不要な大学が多すぎるのである。高校の基礎も分かってないような人が大学に入学している状況は元々おかしいといえばおかしかった。向学心に燃えているわけでもなく、さりとて卒業しても就職の足しにもならない学歴を手に入ようと入学する人たちのなんと多いことか(専門性の高い大学はこの限りではないが)
 学生は「とりあえず」入ってくるから、「何となく」設立された大学、学部のなんと多いことであろうか。(国際○×学部、だの環境●△学部だの、趣旨がイマイチ理解できない学部とか。あと卒業生が英語を喋れない外国語大学とか)それを認可した文部省(もうないけど)の責任だってあるはずだが、もう後の祭りである。
 大体、大学を就職するための「ハク付け」だと割り切ったとしても、ある程度の大学でないと大企業の説明会にすら呼んでもらえないのが現状である。(呼んでもらったとしてたも別会場だったりする)
 こういう時こそ、「大学の意義」をしっかりと個々人で考えなくてはいけないのだろう。