岩月謙二著作『娘は男親のどこを見ているか』

 興味深い本ではあるのだが、科学的な根拠に乏しい気がする。悪く言えば、疑似科学的に道徳を説いている気がする。
 一般書だからしょうがないのかも知れないが、彼の学術的な著作を読んでみたいものである。そこに科学的な(というか統計)根拠がしめされていたならば、彼の「意見」を信頼する。それまで彼の意見を信じるかどうかは保留だ。
 しかし私の心情的にはこの本を信用したいものである。