救う会あてに千件以上のメールや電話、3分の2は批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040526-00000019-kyodo-pol
以下上記の記事から引用
「そのうち3分の2は「総理に感謝するべきだ」「子供たち5人の帰国について喜びの言葉がない」などとする批判的なものだったという。」
 (゜Д゜) ハア??
 なんだそりゃ?民衆が権力者を擁護してどうするんだよ?被害者に鞭打つつもりであろうか?
 いきなり家族をさらわれた気の毒な拉致被害者の身になって考えることは出来ないのだろうか?彼らは、権力も何もない一介の庶民、である。ああやって直接要望をぶつける以外に無いではないか。
 この問題はあきらかに個人の力を超えているのである。
 総理に感謝だって??彼はボランティアでやってるんじゃないんだぞ?国民の代表として仕事をしてるだけだ。
 私には今回の拙速な訪朝は選挙を睨んだパフォーマンスにしか思えない。事前にジェンキンス氏の身柄の安全をアメリカに保障させなかったなど、致命的な手落ちである。
 国民自ら自由に物が言えない社会にするつもりだろうか?庶民は無言を保ち権力者に阿[おもね]っていれば良いというのか?
 小泉政権になってから庶民が権力者(=小泉)に同化したような態度をとることが多くなった。危険なことである。
 もちろん権力者を批判ばかりすればいいというものではない。建設的な意見は必要だ。しかし庶民はそれぞれの生活に基づいた立場にたって意見を言うべきである。
 被害者の身になって考えることをせずに、権力者の身になって考えるなどはそれこそ「身分不相応」である。
 ある日家族をさらわれ、「庶民の生活」を奪われた家族の心情を考えられないのであろうか?
 ましてや、生死さえあきらかにされていない拉致被害者家族の心情を、考えないのであれば日本は何と言う怖ろしい国であろうか。